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英国伝統刺繍普及協会について

「英国伝統刺繍の美しさと技を極める」

英国伝統刺繍普及協会(ETEA)は、英国伝統刺繍のスキルと、深い歴史を持つ文化としての魅力をお伝えすることを通じ、一針一針をていねいに刺すことで生み出される刺繍の美しさと喜び、日英の刺繍を通じた文化交流の促進を目指します。

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古くは西洋の教会刺繍や東洋の繍仏(仏教刺繍)、王侯貴族のきらびやかな衣装を飾ったとりどりの刺繍から、裕福な商人そして一般の人々が日常生活の中で刺繍を楽しむ現代まで。いつの時代にも、単なる衣食住を満たすだけではない、美しさにあこがれる心が刺繍として布を彩ってきました。

日本と同じ島国である英国は、歴史を通じて様々な国の影響を受けながらも、ヨーロッパ大陸と海を隔てて独自の伝統を発展させ、自然を愛するという日本人と近しい国民性を持っています。

英国には、王室の王位継承のセレモニーで着用されるローブに施されるゴールドワークや、17世紀に流行したミニチュアの立体刺繍・スタンプワークをはじめさまざまな技法があります。一つ一つの技法には歴史に支えられた背景と、単なる技術や表面的なデザインの美しさ、流行を超えた奥深さとおもしろさがあります。

あせらずに技術を磨き、ていねいに一針一針を運ぶ心は、流行や時代に左右されない英国人の精神、そしてひとつの道を究める職人の魂に触れることにも通じます。

英国の伝統刺繍を愛する方が増えることで日本の刺繍文化がさらに成熟し、日英の刺繍を通じた文化交流の架け橋となることができれば、これ以上の喜びはありません。

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